スマホの『赤ロム』というワードを聞いたことはありますか?
じつはこれ購入も販売も絶対に避けた方がいい中古スマホ端末です。
しかし、総務省の有識者会議で赤ロム端末の対象機種が今後変わる予定があるので、最新情報を記載します。
- 赤ロム端末の対象機種はどんなスマホ?
- 赤ロム端末か確認する方法
- 赤ロム端末になるとどんな影響がある?
- 赤ロム端末の購入を避けた方が良い理由とは?
赤ロム端末では電話もネットも接続することができず、購入も販売も避けた方が良い端末です。
こちらの記事を見れば、どのようなスマホが赤ロムの対象機種かわかり、赤ロム端末の確認方法もわかるので、中古スマホの購入や販売をする方に役立つ記事となっています。
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【最新版】中古スマホの赤ロム端末ってなに?
早速ですが赤ロム端末とは何なのか?についてご紹介します。
赤ロム端末はキャリアでネットワーク制限がされた端末をいいます。
では、なぜネットワーク利用制限をするのでしょうか?
それは、残債未払いや犯罪防止のためにネットワーク利用制限がされています。
利用制限された端末でキャリアの電波を使ったネットや電話をできなくすることで、犯罪を防ぐこともできますし、残債未払いスマホの流通を防ぐことができます。
しかし、2024年4月24日に総務省の有識者会議であらたな方針が打ち出されました。
それが、利用者の利益を確保するため、『ネットワーク利用制限の原則禁止』の方針でまとめました。
今後は残債未払いのネットワーク制限について緩和されます。
赤ロム端末の対象となる機種について
赤ロムの対象になる機種は下記の通りです。
赤ロム端末になる機種について | ||||
---|---|---|---|---|
対象機種 | ||||
端末代金未払いのスマホ | ||||
盗難されたスマホ | ||||
不正契約で取得されたスマホ | ||||
保証サービスが使われたスマホ |
それぞれご紹介します。
購入後4ヶ月以内に端末代金未払いの端末
ネットワーク利用制限の条件のひとつに残債未払いがあるのですが、こちらが緩和されます。
今までは全ての残債がネットワーク利用制限の対象でしたが、今後は購入後4ヶ月以内に残債がネットワーク利用制限の対象になる予定です。
総務省の有識者会議で「残債未払いも原則禁止」の方針を打ち出し、例外として「4ヶ月以内の債務不履行はネットワーク利用制限を認める」方針でまとまっています。
今後関係者との意見交換で変わる可能性もありますが、おそらくこの方向で進みそうです。
購入から5ヶ月以上経過した端末では債務不履行によるネットワーク利用制限はかからないと思われます。
不正契約により入手された端末・盗難された端末
つぎの赤ロム端末となる条件は不正契約や盗難された端末です。
これは犯罪につながる端末ですので、被害を防ぐために流通を防ぐ必要がありますね。
2024年4月24日の総務省の有識者会議で「会議競争ルールの検証に関するワーキンググループ」でも、引き続きこちらはネットワーク利用制限の対象となっています。
保証サービスが使われた旧端末
そして、もうひとつの条件が保証サービスを受けた旧端末になります。
たとえば、スマートフォンを紛失してしまい、保証サービスを受けたあとにそのスマートフォンが発見された場合には、その端末は赤ロム端末となり、ネットワーク利用制限がかかります。
【最新版】赤ロム端末になるとどんな影響がある?キャリア間で赤ロム情報の共有を実施予定
赤ロム端末になりネットワーク利用制限がかかるとどのような影響があるのでしょうか?
チェックしてみましょう。
ここが今後改正されて変わる点になり重要なのですが、赤ロム端末はキャリア間で共有されて全てのキャリアで電話もネットも接続できなくなります。
今まではネットワーク利用制限がかかっても、キャリアを変えてしまえば電話もネットもできる状態でしたが今後はそちらが改正される予定です。
今まで:赤ロム端末情報はそのキャリアだけしかデータを持っていない
今後:赤ロム端末情報は全てのキャリア間でデータを共有する
このように代わり、全てのキャリア間で赤ロム情報が共有されます。
赤ロム端末は格安SIMも含めた全キャリアで使えなくなる
ドコモ、AU、ソフトバンク、楽天モバイルなどの4大キャリアはもちろんですが、格安SIMは3大キャリアの電波を利用しているため、格安SIMでもネットや電話が使えなくなることが考えられます。
つまり赤ロムは日本ではネットも電話もできない端末になりそうです。
赤ロム端末の確認方法|スマホ購入者もスマホ販売店も必見!
ネット接続も電話もできない赤ロムは使い物にならず、購入は避けたいですよね。
中古スマホが赤ロム端末か確認する方法があります。
条件としては下記の2つがわかっている場合です。
- 中古スマホのIMEI番号がわかる
- どのキャリアで購入した中古スマホかわかる
これらがわかっている場合、その中古スマホが利用制限になっているか、利用制限になる可能性があるか、わかります。
キャリアのネットワーク利用制限確認ページで確認する
確認方法は簡単です。
各キャリアの公式サイトで「ネットワーク利用制限確認ページ」があるので、そちらでIMEI番号を入力すれば、利用制限について確認できます。
◯:端末代金が完済してあり問題なく利用できる
△:端末の残債が残っており、ネットワーク利用制限がかかる可能性がある
✕:端末代金が支払われておらずネットワーク利用制限がかかっている
上記の通りです。
現在は全ての残債が対象ですが、今後は4ヶ月以内の残債が対象になる予定です。
赤ロムの購入、販売は避けましょう
どうでしたでしょうか?
赤ロム端末は電話もネットもできないため購入も販売も避けた方が良い端末と言えるでしょう。
中古スマホを購入や販売をするときはIMEIでネットワーク利用制限の有無について確認したあとに購入した方が良いですよね!
また、ネットワーク利用制限確認ページで△のスマホについては、今後ネットワーク利用制限がかかる可能性もあるため購入を避けたほうが良さそうです。
ぜひ参考にしてみてください。
ネットワーク利用制限についてもっと知りたい方へ
こちらの記事では赤ロムについてご紹介しましたが、ネットワーク利用制限については2024年4月24日に総務省の有識者会議で新たな方針が打ち出されています。
下記の記事では詳しくご紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
中古スマホの利用制限の禁止を総務省が方針でまとめる!中古スマホ販売店 & 購入者への影響とは?